月に300冊の本を読む著者が明かす読書術『読書の技法』書評

書評

今日は読書術の本ではかなりのベストセラーを誇っている佐藤優さんの本の紹介です!

どんな本?

今回紹介するのは『読書の技法』という名前の通り、読書術について書かれた本ですね。

普段読書をよくするというかただけでなく、勉強や知的な仕事にも役立つ本です。

僕自身、基本的にはここに書かれている読み方を使って普段読書をしています。この読み方を採用してからはしっかりと知識が身につくようになりました。

というのも、本を読んでも読み終わった直後は内容を覚えていても、何日か経つと忘れてしまう、ということがほとんどなんですよ。

それを防ぐための方法が本書には詰まっているので、読んだらぜひ活用することをおすすめします

ビジネス書は読むだけでは意味がなく、活用してこそ意味があるぞ

熟読の技法

筆者の佐藤優さんは月に約300冊の本に目を通しているらしいですが、その中で熟読している本は平均4〜5冊程度だと言います。ここで、

どうやって熟読すべき本を選べばいいの?

という疑問が沸くと思います。

そこで必要になるのが速読術なのです。

速読とは一般には早く読んで内容も頭に入れること、という風に思われがちですが、実は必要ない本を弾き出す作業のことだったのです。

では最初に、具体的な熟読の方法について簡単に解説します。

まず本の真ん中くらいのページを読んでみる

ある分野について勉強する場合基本書を3冊用意するのがよいとされています。理由としては奇数にすることで、筆者の意見が異なった場所を比較するときに多数決を使える、というメリットがあるからです。

基本書の読む順番は真ん中くらいのページを読んでみて、自分に合いそうなものから読んでいきます。真ん中から読むのは、本の中で真ん中が一番弱い部分だからです。最初と最後は気合が入っているので、どんな本でも大体しっかりしています。

シャーペン、消しゴム、ノートを用意する

熟読するときは右手にシャーペンを持って、重要な記述だと思う部分の欄外に線を引きながら読みます。また、特に重要な部分についてはページの端を折るか、ポストイットを貼ります。

シャーペンで印をつけながら読む

本を読みながら、重要と思う部分の欄外に線を引き、わからない部分については「?」を書きます。重要な部分かどうか迷ったらとりあえず線を引いていきます。

本に囲みを作る

4からは第二読に入ります。第一読で線を引いた部分で特に重要と思う部分をシャーペンで線を引いて囲みます。

囲みの部分をノートに写す

4で囲った部分をノートに写していきます。囲った部分を全部写す必要はないです。

結論部分を3回読み、もう一度通読する

目次の構成を頭に叩き込んだ上で、結論部分を3回読んでから通読します。

これでかなり内容が頭に入ります。

熟読の技法としてはこんな感じです。かなり簡略化したので詳しくは本書で!

超速読の技法

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超速読のやり方はシンプルです。

最初と最後と目次を読んで、その他のページは5分間でひたすらページをめくる。

これだけです。

ポイントは5分を絶対に超えずに読む、と心に決めることです。ちゃんと読みたくなる気持ちはここでは抑えてください笑

超速読の目的は、先程も書いたとおり「本の仕分けをすること」と、「本全体の中で当たりをつけること」の2つです。

まず、「本の仕分け」をするには、超速読をする本はその分野についての基礎知識がないとできません。例えば、経済学を勉強したことがない人は経済学の本を超速読することができません。

よって、新しい分野を学ぶときは熟読が必要になってきます。

また、「当たりをつける」ためにシャーペンやページの端を折るという作業を同時にします。

ここまで超速読について説明してきましたが、

こんなのやって意味あんの?

という方もいるかと思います。

しかし、これをやるとやらないとでは天と地ほどの差があります。

超速読は僕も本を読む前に行っています。これをやると、内容が頭に残る上に、一旦通読できるので本の全体像がイメージでき、読みやすくなるのです。

最後に

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今回は読書法についての本でした。

僕は色んな読書法を試しているんですが、本書には「この方法は使える!」と思える方法がたくさん載っています。

熟読、超速読だけでなく、速読術、ノートの取り方なども使っていますが、本当にいいです。

また、読書法だけでなく、佐藤優さんの読書についての考え方を知れたり、もっと読書しなくてはと思わせてくれたりと素晴らしい本でした。

読書好きなら必読だな!

では、また明日!

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