最近良く眠れていますか?『睡眠こそ最強の解決策である』書評

書評

今日は睡眠についての本なんで汎用性は高いと思います!

睡眠は大切だよな

では、早速いきましょう!

はじめに

自分の最適な睡眠時間を知っていて、かつ毎日きっちりその時間眠っているという人はかなり少ないように感じます。

本書でも、

現に世界保健機関(WHO)が、睡眠不足は先進国の流行病だと宣言を出したほどだ

と述べています。
先進国に生きる私たちは睡眠不足という問題について、考える必要があると僕は思います。
本書を読めば、睡眠の大切さが分かるとともに、日中のパフォーマンスの向上を間違いなく達成できるでしょう。
 

記憶力と睡眠

睡眠の大切さが分かる例として、著者が実際に行ったこんな実験を紹介します。


まず、被験者に100人の顔と名前を覚えてもらいます。これで被験者の脳の容量を満杯にします。
そのあと、被験者を2つのグループに分け、一方のグループは昼寝を取り、もう一方のグループは昼寝を取らないでいてもらいます。
そして、今度は別の100人の顔と名前を覚えてもらいます。
最後に、どのくらい顔と名前を覚えているかテストを行うと、昼寝をとったグループの方が、20%も成績が良かったのです。

理由として著者は、

睡眠中に海馬(記憶をためておく場所)の中がきれいに掃除されるので、起きたときにまた新しい情報を取り入れることができる

からだと言っています。

僕は毎日昼寝を日課にしているんですが、かなり効果は高いと感じます。昼寝を取らなかった日は午後からのパフォーマンスが目に見えて落ちるんですよね。

居眠り運転は飲酒運転と同じくらい危険!?

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本書では睡眠不足によって真っ先に起きる影響として、「集中力」をあげています。
また、

睡眠不足による集中力の低下が社会に与える影響のうち、もっとも深刻なのは、居眠り運転による死亡事故だろう

とも述べています。

居眠り運転がどれだけヤバいのか?
こんな実験が紹介されています。

ドライビングシュミレーターを使った実験で、まず被験者を4つのグループに分ける。グループ1は8時間睡眠、グループ2は4時間睡眠、グループ3は8時間睡眠で法定基準を超える血中アルコール濃度、そしてグループ4は4時間睡眠で法定基準を超える血中アルコール濃度だ。

8時間睡眠でアルコールを摂取していないグループは運転ミスがほとんどなかった。4時間睡眠でアルコールを摂取していないグループは8時間睡眠で素面のドライバーに比べ、運転ミスが6倍に増えた。8時間睡眠でアルコールを摂取しているグループも同じような結果になった。

素面で睡眠不足のドライバーと、睡眠は取れているが酔っているドライバーは同じ位危険だと言うことだ。

怖いですよね。僕はこれを知ったときは居眠り運転を法で規制すべきだと思いましたね。まあなかなか難しいでしょうけど。
ちなみにグループ4に関しては、運転ミスが30倍になったそうです。もはや事故を起こすために運転していると言っても過言ではないですね。

健やかな眠りのための12のアドバイス

本書には付録として最後に12のアドバイスが載っています。簡単に全部紹介しようと思います。

  • 1.いつも同じ時間に寝て、同じ時間に起きる
  • 2.夜寝る前に運動してはいけない
  • 3.カフェインとニコチンを摂取しない
  • 4.寝る前にアルコールを摂取しない
  • 5.夜の遅い時間に大量の飲酒をしない
  • 6.可能なら、睡眠を妨げるような薬を飲まない
  • 7.午後3時を過ぎたら昼寝をしない
  • 8.寝る前にリラックスする
  • 9.寝る前にお風呂につかる
  • 10.寝室を暗くする、寝室を涼しくする、寝室にデジタル機器を持ち込まない
  • 11.日中に太陽の光を浴びる
  • 12.眠れないままずっと布団の中にいない

どうでしょうか?理由や詳しい説明に関しては本書を読んでみてください!

全部実行できれば、あなたも睡眠マスターだ!

最後に

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睡眠に関してはまだまだ謎も多く、これから新事実の発見などもあるとは思いますが、今の最新の睡眠研究を知っておいて損はないと思います。

少しアカデミックに書かれていて、読みづらい部分もありますが、睡眠の大切さを知れる良書でした。

今回はこれで終わりです。では、また明日!

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