手放す練習 ムダに消耗しない取捨選択 書評

書評

塩レモンです。

僕は最近引っ越しをしたこともあり、ミニマリストにハマっています。
僕自身まだまだミニマリストには及ばないのですが、ちょっとだけ住みやすい家になったかなと自覚しております。

今回はそんなミニマリストの方の本を紹介します。
ミニマリスト本は2回目の紹介です。

どんな本?

著者の方はミニマリストしぶさんと言う方で、生粋のミニマリストです。

これが2冊目の著書で前回出した「手ぶらで生きる」という本は5万部以上売れています。

しぶさんは最近YouTubeチャンネルの方に力を入れているみたいで、僕もちょこちょこ見ています。

本書は、昨今のコロナ禍によって変わった世の中を踏まえ、ミニマリストという独自の目線で切り込んでいく本となっています。

また、初めのほうのページにはしぶさんの持ち物が公開されていたり、ミニマリストの思想なども多く書かれているので、

ミニマリストを目指している!

と言う方は気に入ると思います。

ミニマリストって名前だけは聞いたことはある!

と言う方も読みやすい内容となっているので、少しでも興味を持ったら読んでみてください!

貧乏人の家は汚い

はじめに引用です。

「ドラマの演出では『貧乏人の家』にはモノをわざと増やし、余白をなくすことで『貧困』を表現する。逆に、豪邸のセットではモノを減らし、何も置いてない床の面積を増やして『余裕』を表現する」
冒頭から「貧乏人」と失礼な言葉で申し訳ないが、これは、ドラマの美術スタッフさんの話だ。

確かにドラマや映画ではお金持ちの家は広くて綺麗、貧乏人の家は狭くて汚いというイメージがあります。

本書では汚い家に住んでいる人を「メモリの無駄遣い」と表現しています。ちなみに、このセリフはハンターハンターファンなら誰でも知っているヒソカの名言から取っています。

僕自身汚い部屋に住んでいたときは、「片付けしなきゃ」とか「洗い物しなきゃ」という思考が頭の隅にあって、集中力が低くなっていたと今では思います。

江戸時代を見習え!

まずは引用です。

禅や4畳半、シェアなどミニマリズムと共通する文化も多い……そんな江戸時代から手放すコツを学ぶというのがこの章だ。また「人類史で、江戸時代はトップクラスに幸福度が高い時代」という説もあるからだ。

江戸時代はトップクラスに幸福度が高いというのは初耳でした。

現代の方が圧倒的に便利なのに、なぜそんなことが起こってしまうのか。
本書では、その原因の一つに歩数を挙げています。

江戸の4畳半に話を戻そう。小さな家で暮らすことが一般的だった江戸時代だが、幸福度が高い理由の1つに「江戸庶民は毎日3万歩も歩いていたから」という分析がある。  現代の日本人が平均歩数1日7000~8000歩であることを考えると、4倍近くの運動量がある江戸時代の人がどれだけ外を歩いていたのかがよくわかる。

確かに運動は健康やメンタルに大きく影響するので、この説は納得です。
身体の不調やメンタルの不調がある方は家を狭くして、外に出ざるを得ない状況にしてみるのもありかもしれません。

数が少ないからこそ工夫が生まれる

本書では、数をある程度絞った方が想像力が上がると主張しています。その根拠として、以下のようなことが述べられています。

たとえば、オモチャが少ない環境で育った子供のほうが「1つのオモチャでいろいろな遊び方を発見するため集中力108%増に」「16種類のオモチャで遊んだ子供グループより、4種類のオモチャで遊んだ子供グループのほうがクリエイティブになった」という、トレド大学の研究結果もある。

これは皆さんも実感できると思います。

自由に遊んでいいよ、と言われたら工夫は生まれませんが、このおもちゃだけで遊んでと言われたら工夫せざるを得ないですからね。

モノも一緒で少ないからこそ工夫したり、想像力が高まったりする訳ですね。
ブログを書いてる身としては、想像力はぜひ欲しいので、ミニマリストを目指したいと改めて思いました。

モノを買うときは出口戦略まで考える

著者は

しぶさん
しぶさん

モノを買うときは出口まで考えろ!

と主張します。
その例が面白かったので引用します。

その例として「メルカリ読書法」を挙げる。これは「書店で本を買い、読み始める前にメルカリで出品し、売れて発送するまでに読み終えてしまう」という手法だ。

かなり斬新な読み方です。ただ、確かにいつ売れるかは分からないからすぐに読もうと思えるし、すぐに売ればかなり良い値で売れます。

僕も新刊が出た時に試してみようかな、と思いました笑

この例は少し極端ですが、本書では出口戦略を考えることの重要性を説いています。

この3つのどれか「売る」「譲る」「使い切る」が理想で、最悪なのが「捨てる」だ。たとえ捨てなくても、使わないまま家の中で眠らせることになり、スペースの無駄使いとなってしまう。それを避けるための、出口戦略なのだ。

僕自身引っ越しするときにかなり多くのモノを捨ててしまったので、この言葉を読んで反省しました。
モノを買うときにはもう手放すことまで考えるなんて発想はすごいです。

さいごに

まだまだ紹介したいのですが、ここまでにしておきます。気になる方はぜひ本書を手に取ってみてください。
新刊なので、メルカリ読書法が使えますよ笑

本書を読んで、改めてミニマリストとは何なのかという理解が深まりました。

これから、しぶさんの思想に影響を受けた状態で、部屋を改造していきたいと思います。

当面の目標はロボット掃除機を置けるくらいに家の状態を綺麗にしたいです。もし、ロボット掃除機を買うことができたら、またブログに書こうと思います。

では、また次回!

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