人を動かす文章の書き方とは?『人を操る禁断の文章術』書評

書評

明日から新社会人の塩レモンです。

不安はありますが、頑張ってみます。

それは置いといて、今日は文章術の本の書評です。

どんな本?

今日はメンタリストDaiGoさんの本ですね。『人を操る禁断の文章術』という本です。

本書は綺麗な文章を書くための本ではなく、読んだ相手を動かすための文章術を解説した本です。

文章を書くだけなら誰でもできますが、文章で人を行動させるとなると大変です。しかし、できるようになれば文章だけで人を動かすことができるという最強の能力が手に入ります。

ブログを書く上でこの能力を身につければPV数上がること間違いなしですね笑

僕の場合はブログの内容を良くするという目的があるわけですが、ブログだけでなく、メールや仕事、身近な人へのLINEまで幅広く使える内容となっています。

「書かない」3原則とは?

本書ではまず、文章を書くときの原則として、「書かない」3原則を紹介しています。

え?文章を書くのに書かないってどういうこと?

と思いますよね。まあまずは3原則を見てみてください。

あれこれ書かない

1つ目の「あれこれ書かない」とはどういうことか。本書では、

人は受け取った情報が足りないときは想像や予測で判断する習性があります。

と言っています。この習性を利用し、読み手に想像力を働かせて心を動かすというわけです。

本書では

ワンメッセージ・ワンアウトカムを意識しろ!

と言います。1つのメッセージには伝えることは1つにしろ、ということですね。

例えば、ラブレターを送るときは相手が好きだということだけを伝える文章にすべきということですね。 

きれいに書かない

まずは、この文章を読んでみてください。

冷え込む季節になりましたが、お元気にお過ごしでしょうか。

さて、この度は、田舎で有名な漬物をお贈りいたしました。

末筆ながら貴社の更なるご発長ご繁栄を心よりお祈り申し上げます。

 綺麗な文章ですが、あまり印象に残らないですよね。本書では、このような文章では読み手の心を揺さぶることはできないと言います。では、どんな文章ならいいのか。

例えばこんな文です。

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このように、お利口な文章よりも感情を揺さぶる文章によって相手を動かしましょう。

自分で書かない

本書では、

文章は自分で考えるな!書くべきことは相手の心の中にある

と言います。どういうことか。それは、

相手の興味や悩みを探り、それに合わせた文章を書け

ということです。

例えば、ブログでは不特定多数の読み手がいますよね。その読み手が「どんな人たちなのか」「どんなことに興味があるのか」というのを知っていれば自ずと書く文章が決まってくるというわけです。

人を動かす引き金

読み手の心を撃ち抜くテーマとして、本書では7つの引き金が紹介されています。その中の1つ「悩み」について解説します。

生きてて悩みがないという人は稀ですが、他人がどんなことで悩んでいるかなどあまり考えませんよね。でも実は、多くの人の悩みというのは大体同じなのです。

本書では、人間の9割の悩みは「HARM」の4文字に集約され、分類できると言います。

そのHARMとは、

  • H・・・Health 健康のこと。ダイエット、外見の変化、病気、加齢など、心身にまつわる健康はすべてここに含まれます。
  • A・・・Ambition 野心や野望。将来の夢や叶えたい希望と解釈します。
  • R・・・Relation 人間関係のこと。会社での人間関係、友人、知人、恋人、結婚、離婚も含めます。
  • M・・・Money お金ですね。収入の増減、借金、年金、住宅の購入など大きな買い物も含まれます。

この「HARM」に「世代」を掛け合わせると大抵の人の悩みを当てられると言います。

例えば10代の健康に関する悩みだったら、ダイエット、身長、肌荒れなど、主に外見にまつわるものだな、と推測できるわけです。

テクニックを使って書く!

本書では読み手の心を掴むテクニックも紹介されています。その中の1つを紹介します。

それは、「書き出しはポジティブに」というテクニックです。

簡単ですが効果は高いです。なぜなら、人間は「初頭効果」といって、最初の印象にかなり影響されるということが分かっているからです。

例えば、最初の文章で相手の心を掴めば、後の文が多少乱れても読んでくれる可能性が高まる、という感じですね。

勉強になります。

さいごに

今回は文章術の本を紹介しました。自分自身書いててブログに応用できそうな部分がたくさんあって、

実用性のある本だなぁ

と思いました。

文章術の本については、本書だけでなくいくつか紹介してみようかなぁと思っています。ブログに書くことで文章術も学べて、実践の場にもなるので一石二鳥ですね。

では、今日はこのへんで!

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