ストレスが実は役に立つ!?『ネガティブな感情が成功を呼ぶ』書評

皆さんこんにちは。

今日は本の感想を書こうと思います。

ネガティブな感情が成功を呼ぶ

どんな人向け?

さて、今日は『ネガティブな感情が成功を呼ぶ』という本をご紹介します。

まあその名の通り、主にネガティブな感情の使い方について言及しています。

落ち込みやすかったり、メンタル病みやすい、ってかたにはぜひ読んでいただきたいです。

著者は二人いるんですが、どちらのかたも有名な心理学者です。

幸福を求めるほど不幸になる!?

皆さん、幸福になりたいですか?

なりたくないという人は稀だと思いますが、本書ではこんなことが書かれています。

快適さへの欲望が満たされれば満たされるほど、私たちの経験の幅は狭まり、人生の困難を切り抜ける練習の機会を失う。

現代人は快適を求め過ぎて、適応力がなくなっています。

例えば、

  • 昔よりも子供のアレルギー症状が増えた
  • スマホのせいで現代人の集中力が低下した

などですね。

まあ確かに快適さだけを求めて、ゲームとかネットをやりまくってたら廃人になりますもんね〜。

ネガティブはポジティブより強い

 フロリダ州立大学のロイ・バウマイスターたちはこんな結論を出しています。

ネガティブな出来事、経験、人間関係、心理状態は、ポジティブなものに比べ、人の感性により強い影響を及ぼす。

 例えば、人は嫌な匂いには敏感で長時間嫌な気分が持続しますが、いい匂いには一瞬反応するだけです。

なぜこんなことが起こるのか。

人間はネガティブな感情で生き残ってきた種だからです。

不安があることによって肉食獣から逃げることができたり、嫌な匂いに敏感に反応することで毒を持っている植物を避ける事ができたのです。

「テディ効果」で他人より有利になれる!?

テディ効果というものがあるんですが、これは何かっていうと、まあいわゆる闇の力です。

テディ効果は3つの要素に分けることができます。

1.マキャベリズム(自分の利益の為なら他人を蹴落とす)

2.ナルシシズム(自己愛がすごい)

3.サイコパシー(他人に共感しない)

です。

友達にこれらの要素を持っている人がいたらちょっと嫌ですが、テディ効果をうまく使っている人は社会的に成功している人が多いらしいです。

まあ社長とかやってたらいちいち他人に共感してられないですからね。

まとめ

 日本人はよくネガティブだと言われがちですが、ネガティブもポジティブも使いようです。

本書によると、日常生活においてポジティブな感情の状態が約80%を占め、残り20%がネガティブな状態らしいです。

欧米でこの割合なので日本人はもっとネガティブの割合が多いと考えられます。

この残り20%とうまく付き合うことこそが、本当に人生を豊かにしてくれるのではないでしょうか。(なんかうまくまとまったので今日はこれで終わりです笑)

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