今回は以前の記事で僕がおすすめした本の紹介です!
その記事はこちら↓
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どんな本?
今日はメンタリストDaiGoさんの『超効率勉強法』という本を紹介します。
これはマジで日本人全員読むべきですね。いや、マジで。
というのも学校教育ってかなり遅れているんですよ。いまだに、
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受験生は1日10時間勉強しろ!
みたいな洗脳とか、宿題を大量に出す教師とか、色々効率が悪いことをしているわけです。
つまり、全く科学的に根拠のない勉強法ばかりはびこっているわけですね。
これは日本の教育の制度上もはやどうしようもないんで、みなさんは独学で科学的に正しい勉強法をしましょう。
そうすればアホな教師の言葉を盲目的に信じている大多数の人よりも、確実に良いパフォーマンスができるでしょう。
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教師や大人が言っていることが常に正しいとは限らない。自分で考えることが大切。
科学的に間違った勉強法を使ってませんか?
本書ではまずはじめに、科学的に効率が悪い勉強法というものを7つ紹介しています。
今回はこの中でもやりがちな2つの誤った勉強法を紹介します。
集中学習
1つ目は「集中学習」と言われるものです。
本書によると集中学習を
数時間のまとまった時間をとって、1つの科目や単元だけを徹底して学ぶ手法のこと。現在完了形を身につけたいなら現在完了形だけを、ベクトルを理解したいならベクトルだけを通しでやっていくテクニックで、一部の予備校などでも採用されているケースも見かけます。
と定義しています。
この集中学習は、短期間の間は記憶に定着するものの、長期記憶になりにくいことがわかっています。
学校では定期テスト前だけ集中して勉強するという人が大多数ですが、あれは科学的には間違っているんですね~。
僕も高校時代とかはこの集中学習ばかりしてたんで、かなり効率が悪いことをしていたなあと日々後悔です。
自分の学習スタイルに合わせる
2つ目は「自分の学習スタイルに合わせる」です。
簡単に言うと、自分が好きな勉強法を使うということですね。
例えば、文字を読むのが好きだから読書ばかり行う、音声学習が好きだからオーディオブックを使うといった感じです。
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自分のスタイルで勉強するのがいいに決まっている!
という方もいると思いますが、本書では、
本当に効く勉強法には、個人差などないのです
と主張しています。
よく自分はこの勉強の仕方が合っているんだという人がいますが、あれは大きな間違いなんですね。
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自分の勉強法を疑ってみよう!
3つの基本的な勉強法
著者は本書のいちばんの山場として「想起」と「最言語化」という手法をあげています。
今回は「想起」のテクニックを構成する具体的な3つのテクニックを紹介します。
「最言語化」もめちゃくちゃ重要なので、紹介できないのが残念です。。
「想起」には
1.クイズ化
2.分散学習
3.チャンク化
の3つがあります。それぞれ紹介します。
クイズ化
1つ目の「クイズ化」は覚えたい情報をクイズにして解くというシンプルなものです。
単語カード、問題集、赤シートなどがこれにあたりますね。
まあこれはやったことがある人が多いでしょう。
分散学習
2つ目の「分散学習」は簡単に言うと復習の感覚を徐々に伸ばすというテクニックです。
復習が大事だということは知っていると思いますが、復習のタイミングを気にするという人は意外に少ないと思います。
しかし、復習のタイミングというのは「クイズ化」と同じくらい非常に大切なのです。
ドイツの心理学者エビングハウスが行った有名な研究で、インプットされた情報は20分で約4割の情報を忘れ、1日で約7割忘れ、一週間で約8割忘れるというものがあります。
これに対抗するためには復習のタイミングが重要です。
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実は復習はタイミングが重要なんだ
復習のタイミングというのは覚えているうちにするのではなく、忘れた頃にするのがベストだということがわかっています。
そこで本書が提案しているのが「2×2のルール」です。
これは、
- 最初の復習は2日後に行う
- 2回目の復習は2週間後に行う
- 3回目の復習は2ヶ月後に行う
というものです。
簡単にできるので試してみてください。効果がかなり実感できると思います。
チャンク化
3つ目の「チャンク化」とは、
バラバラの情報を何らかの情報に基づいてグループにまとめ、頭に残りやすくした状態を指します。
具体例として携帯電話の番号がわかりやすいです。
携帯電話の番号は11桁のランダムな数字を、ハイフンを2つ付けることによって覚えやすくしています。
090〇〇〇〇△△△△→090-〇〇〇〇-△△△△
これがチャンク化です。まあまとまりを作ると言い換えてもいいですね。
使い方としては、意味のない情報を自分なりに分類していくだけです。
例えば本書からの引用で、
artifucial(人工的な)とdisaster(災害)を別々に覚えるのではなく、artificial disasterのようにワンフレーズで覚える
などですね。
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他にはマインドマップというテクニックもあるぞ。興味ある人は本書で!
勉強前のテクニック
皆さんは勉強前や読書前にすることはありますか?
作業前にルーチンをすると集中力が高まるという話もありますが、実際のところ何をした方が勉強が捗るのか?という疑問に本書は答えてくれています。
本書では7つのテクニックを紹介していますが、今回はその中の2つに絞って解説します。
音楽を正しく使う
1つ目は音楽の使い方ですね。
勉強しながら音楽をかけるという人は多いですが、あれは良いのか悪いのか。
科学的にはBGMは邪魔にしかならないという結論になっています。
本書でも、
どんなに好きな曲を聴こうがテストの成績は下がるため、結局は無音状態がベストなのです。
と主張しています。よく
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俺は音楽があったほうが集中できるんだ!
と言う人がいますが、あれはただ気分が上がってモチベーションが高まっただけです。
音楽を聴きながらだらだら勉強しても 効率が悪いので、音楽は勉強の10分前までに切り、勉強中は無音または、自然音を流すのがいいらしいです。
ピアプレッシャー
ピアプレッシャーとは、日本語に直すと仲間からの圧力という意味になります。
周りが勉強していて、やらざるを得ないという状況を作り出すわけですね。
具体的には、
- 熱心に勉強をしている人が多い場所(図書館、静かなカフェなど)に行く
- 勉強ができる友人を増やす
といったものが紹介されています。
友人を増やすのは少し難しいかもですが、図書館やカフェを利用するのはかなり効果が高いですよ〜。
自分も受験生時代はひたすら図書館篭ってました笑。
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逆に勉強ができないorやらない人と一緒にいると、負の影響を受けるので注意!
勉強後のテクニック
勉強後に開放感からスマホでTwitterやYouTubeを見てしまうという人が多いですが、あれは良いのか悪いのか。
科学の結論は勉強後のスマホはNGです。
本書では、
勉強後は「脳を使わない活動」をする
ことが最大のポイントだと言っています。
では、具体的には何をするべきか。
今回は超手軽にできる「ウェイクフルレスト」をお教えしましょう。
「ウェイクフルレスト」とは、簡単に言うと「何もしないでボーッとする状態」のことです。
え?これだけ?と思うかたもいると思いますが、これだけです。簡単でしょ?
実際に、実験でもウェイクフルレストを10分間した被験者はしてない被験者に比べ、記憶の定着率が10%アップしたそうです。
具体的な方法としては、
- 勉強をした後、目をつぶって6〜10分休む
- この時、頭の中で何か考えるのはOK
これだけです。
本当に簡単なのでぜひ試してみてください!
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まあ勉強後にスマホをいじりたくなる気持ちは分かるけどね。。
上級編
次は上級編のテクニックを紹介します。
上級編と言っても簡単に始められるものも多いので、手軽に試してみてください。
今回は自分もよくやっている「ひとりごと学習」と「勉強中にも運動」を紹介していきます。
ひとりごと学習
「ひとりごと学習」では3つのパターンが紹介されています。
- 実況パターン
- 質問パターン
- 要約パターン
実況パターンは学習中の思考をリアルタイムで投げかけていくやり方です。
例えば、
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ああこの理論は前にも見たことがあるから、ちょっと飛ばして次にいこうか。あ、ここがよくわからないな、読み直してみよう。
みたいな感じですね。
質問パターンは自分に質問を投げかけていくというやり方です。
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ここはどういうことか?なぜこれがこうなるのか?
などの質問をひたすら自分に投げかけて行きます。
要約パターンは学習している内容を要約して話すというやり方です。
具体的には、1ページ読んだら要約してみる、とか。
それがめんどうだったら1章ごととかでもOKです。
ひとりごとは効果が高いのですが人がいるとできないのが傷ですね笑。
勉強中にも運動
まずは引用です。
テキサスA&M大学の実験によれば、スタンディング・デスクで授業を受けた小学生は作業の達成度が12%上がり、子供同士の私語が減った上に、グループディスカッションへの積極性も改善しました。
この12%というのはかなり衝撃的な数字です。
立って勉強するだけでもいいのですが、ステッパーを組み合わせると運動にもなってさらにGOODです。
僕も立って本を読むようになってからは、眠気がなくなって、主観的にもかなり効率が上がりました。
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勉強は立ってやるのが効率的!
まとめ
メンタリストDaiGoさんの本は基本面白いんですが、本書は誰にでもおすすめしたい1冊となっています。
勉強だけでなく、読書や仕事、日常生活にも使えるテクニックが満載なのでぜひ手に取ってみてください。
では、今日はこのへんで!また明日!
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