「仕事が速い人」はここまでシンプルに考える『SIMPLE RULES』書評

今日はルールの作り方の本を紹介します。早速行きましょう!

SIMPLE RULES 「仕事が速い人」はここまでシンプルに考える (単行本)

どんな本?

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今日は『SIMPLE RULES』という本を紹介していきます。

この本は一言で言えばルールはシンプルな方がうまくいくよって本ですね。

例えば、カリフォルニア大学バークレー校教授のマイケルポーランは、健康的な食生活を送るためのルールを、以下の3つにまで最少化しています。

1.本当の食べ物を食べる

2.食べすぎない

3.野菜中心にする

守るべきルールはたったの3つですが、これを守っていれば、少なくとも悪い食生活になるということはありません。また、具体的なところもポイントです。

本書では「なぜシンプルなルールがうまくいくのか」「どうすればルールをシンプルにできるのか」を詳しく解説しています。目標達成や人間関係に使えるのはもちろん、人生がうまくいくルールの作り方を本書で学んでいきましょう!

シンプルなルールの4つの特徴

本書ではシンプルなルールには4つの特徴があると言います。

その4つとは、

1.ルールの数が少ない

2.使う人に合わせてカスタマイズできる

3.具体的である

4.柔軟性がある

この4つに当てはまるか吟味していくことが、シンプルなルールを作る上で不可欠になりますので、ぜひ覚えておきたいですね。

シンプルルール6つのカテゴリー

本書ではシンプルなルールを大きく6つのカテゴリーに分けて考えています。

その6つが

1.境界線ルール

2.優先順位ルール

3.停止ルール

4.ハウツー・ルール

5.コーディネーション・ルール

6.タイミング・ルール

です。まあこれだけ書いても分からないと思うので、今回はこの中の2つについて解説していきます。他の4つは本書をご覧下さい!

境界線ルール

このルールの構造はシンプルで、イエスかノーかで判断するといものです。

例えば、優秀な(?)泥棒たちもこのルールを採用していることが分かっています。泥棒は留守宅をいちばん好みます。なぜなら、家に入ったときに誰かがいればほとんどの場合は失敗でしょうし、捕まる可能性もあります。アメリカなどでは最悪銃で撃たれ殺される危険性すらあります。

そんなわけで泥棒たちは留守宅を狙うことになるのですが、泥棒たちが侵入する家を選ぶときに目をつけたポイントはなんともシンプルなものでした。

それは、「外に車が停まっている家は避ける」でした。

これこそが境界線ルールです。シンプルながらもかなり的中率は高いそうです。

そんなわかりやすいルールで選んでいたとは!と驚きますよね。

コーディネーション・ルール

このルールはかなり面白いです。人間を含む大多数の動物は群れで生き残ってきた生き物なので、他者との協調が求められる場合が多いですよね。コーディネーション・ルールはそんな協調がテーマになっているルールです。

つまり、チームや群衆をまとめるときに使うルールですね。

本書では、ナポレオンが使っていたルールが紹介されていました。

彼は戦線で戦う兵士たちにこう命令した。

「砲撃の音が聞こえる方へ進め」

混乱した戦場では意思の疎通が難しい場面にしばしば遭遇する。しかし兵士の結束なくして勝利はありえない。極めて単純明快な命令だが、効果は絶大だった。戦況がはっきりつかめない場合でも、兵士たちの士気が下がることはなかった。

団結して戦ったことでナポレオン率いるフランス軍は快進撃を続けた。

 あのナポレオンも使ってたことから、効果の高さが実感できますよね。

さいごに

女性, 瞑想, 仏教, 禅, 休暇, インスピレーション, モチベーション

シンプルなルールの例はまだまだあるんので、少ししか紹介できないのが残念です。

この本を読み終えての感想としては、自分はルールを複雑化しすぎていたなぁ、ということですね。例えば、時間の使い方や食事法など、もっともっとシンプルにできるルールがいくつもあったので、これから改善していく予定です。

ということで、今回はちょっと短いですが終わりです!また明日!

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