塩レモンです。
今日は時事ネタについての記事を書いてみようと思います。
なぜこのニュースについて書くかというと、先日ブログに書評を載せた『無理ゲー社会』という本に書かれている内容とこのニュースに類似する点があったので、書いてみようと思った次第です。
その記事はこちら↓
そもそもどういうニュース?
まずはこのニュースについて知らない方のために、ニュースの概要をテレ朝の記事から引用させていただきます。
内閣府の調査で20代男性のおよそ7割が「配偶者、恋人はいない」、およそ4割が「デートの経験がない」と答えていることが分かりました。
14日に閣議決定した内閣府の男女共同参画白書によりますと、20代女性のおよそ5割、男性のおよそ7割が「配偶者や恋人がいない」と答えています。
また、「これまでデートした人数」について聞くと、「ゼロ」と答えた人が20代の独身男性ではおよそ4割に上ることが分かりました。
政府関係者は未婚や晩婚化、少子化に拍車をかけることにつながりかねないとして危機感をあらわにしています。
https://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000257944.html
このニュースはタイトルの衝撃性からTwitterでトレンド入りするくらいバズったそうです。
このデータは正しいのか?
元ネタとなるデータを探してみたところやっと見つけました。
参考文献↓
https://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/r04/zentai/pdf/r04_tokusyu.pdf
この調査結果は内閣府のものであり、信憑性は高いと思われます。
全面的に信じていいとは思いませんが、今回は正しいデータであると仮定して話を進めていきます(そうしないと考察も何もないので…)。
ちなみに、デート経験以外のデータも色々載ってて面白かったです
世界と比べると?
このデータは世界と比べるとどうなのでしょうか?
このデータだけ見て
日本オワタ
とは言えないですよね。
独自に調べてみたのですが、あまりいいデータは見つからなかったので、各国の未婚率のデータを載せておきます。少し古いデータなのはご容赦ください。
このデータを見ると先進国と比べてもそこまで大きな差はなさそうです。
その他のデータを見ても、世界中で若者の恋愛離れは進んでいる傾向があるようです。
要は日本だけの問題ではないってことですね。
お金がない+リベラル化の進行が原因?
では、この恋愛離れが進む原因について考えてみましょう。
もちろん原因は色々あるとは思いますが、主要な2つの原因が『無理ゲー社会』に記されていました。
『無理ゲー社会』の書評記事はこちら↓
記事にも書きましたが、主要な2つの原因は年収格差とリベラル化です。
まず年収が低い男はモテないというデータがあります。
全国1万2000人を調査した「2015年社会階層とライフコース全国調査」によると、20代の年収200万未満では、彼女がほしいと思っている男の55.2%しか交際経験がありません。一方年収600万以上では、100%の男が交際経験があります。
このデータは、20代独身男性“4割がデート経験なし”とも合致するデータであり、サンプル数も多く信憑性は高いです。
このデータを見ると、高収入の男は現在も恋愛をしているということが分かります。
そのため、デート経験がない男は主に低収入層になると考えられます。
では、なぜ低収入だと恋愛ができないのか。
ここで関係してくるのがリベラル化による女性の社会進出です。
女性の社会進出が進むのはもちろん良いことなのですが、一方で自立した女性が自由に男を選り好みできるようになったことで、低所得の男は苦境に追い込まれたというわけです。
デートはお金がかかる
とは言っても
お金がなくても恋愛をしてる男はいるはずだ!
という意見はあると思います。もちろんそういう人もいるでしょう。
しかし、デートや交際を続けるためにはやはりお金は必要な場合は多いです。
ここで、デートにかかるお金を書き出してみます↓
- 美容院に行くお金(清潔感の演出のために必要)
- 服を買うお金(清潔感の演出のために必要)
- 食事代(ちょっと高めの店に入らないと印象は悪そうなのである程度は必要)
- 車の購入維持費(都会ならなくてもなんとかなるがあったほうがモテる)
- ホテル代(もしもの時を考えて必要)
- その他交通費など
このようにデートに行くだけでも結構お金がかかる上に、誘う勇気やプランを考える手間、失敗するリスクもあります。
もちろん費用をできるだけ抑えて楽しいデートにすることができる男もいるとは思いますが、結構稀だと思います。
また、データはないですが最近ではコロナの影響で、人と会う機会が減ったのも大きな原因になっていると推測されます。
解決策はあるか?
では最後に解決策はあるのか探ってみましょう。
社会の全体の流れとしてリベラル化は止めようがないため、若者の恋愛離れは止められません(コロナ禍が終われば多少は改善するかも?)。
一方で、恋愛したい男性はむしろチャンスであるという見方もできます。
なぜなら、同世代の男たちで恋愛しない男が多いということは必然的にライバルが減っているからです。
アドバイスみたいでおこがましいので、
若者よ、恋愛しよう!
と言う気はありませんが、もし
恋愛してみたいな~
という方がいたら一歩踏み出してみてもいいかもしれないですね。
という当たり障りない結論で締めようと思います。また次回!
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